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吉良知夏が本領発揮 なでしこヨルダン戦アジア大会12-0  [なでしこJAPAN]

間を見ている若手(吉良)とスペースを見ている主力がヨルダン相手には融合した。

見るべきシーンは2点目

いままであまりないパターンだった。
相手のDFと中盤の間で楔を受けた吉良千夏が一発でターンし前をむくことに成功。
サイドを走った川澄へ
ダイレクトで折り返したところに走り込んできた菅沢がヘッドという形。
香川のドルトムント復帰戦となったフライブルク戦の一点目と似ていた。
時間のある人はyoutubeで比較すると面白いだろう
TBSで女板香川と紹介されていた吉良だがそのとおりのプレーで魅せた

その後は相手もやる気がなくなり
いままで通りのクロスボール中心の得意パターンで形の攻撃で得点を重ねた
12点も取れたのはこれまでの蓄積と宮間、阪口の才能といえるが
始まりは2点目。
サイドと裏のスペースを消しにきた相手の逆手をとって間でボールを受けたゴールに繋げた。
守っていたはずの場所から崩されたことで機能不全にさせゲームプランとメンタルを破壊した。
これが中国相手には出来ずヨルダン相手ならできるのが現状であるが、
新たな形にトライしているのは決して無駄にはならないだろう。

男子サッカーの変遷から読み解くなでしこの未来

相手のプレッシングをいなしサイドアタックに繋げクロスやCKからの得点しゾーンで守るスタイルで
世界一となった。
3年のうちに相手はなでしこに学んでいきゾーンディフェンスが緻密になった。
なでしこの攻撃は前にボールを運べなくなった。
ここからの未来は男子サッカーの変遷から予想することができる。
ゾーン・ディフェンスの打開策として
従来の10番タイプのピルロや遠藤、中村憲剛といったゲームメイカーが生きる位置はボランチに下がった。
代わりにゾーンの隙の狭い間で前向きでボールを受けることができる
新10番タイプのメッシ、香川が出現した。

女板香川の発掘。それがこのアジア大会の狙いの一つだろう
それが吉良と増矢だった。

狙いはわかるが成功するのか

マンチェスターUは最後まで香川を使いこなせなかった。
アルゼンチン代表のメッシもバルサのメッシとは別の選手のようだ
女板香川が出てきても機能するかはチームメイトと監督の能力次第だ。
ひとまずヨルダン相手には機能した。
しかし、長期的には機能していくのは間違いない
それは育成年代ではすでに機能しているからである。
2012年チャリティマッチでなでしこ対ヤングなでしこという試合があった。3-0で勝ち意地を見せたが
大儀見優季は試合中のインタビューで
「若い選手うまいですね ポジショニングもいいですし参考になりました」とコメントしている。(確認済み)
U-20W杯の柴田華絵、U-17W杯の長谷川唯という香川役もまだ他にいる。
これから武器になるだろう日本の特徴を今から試している。
そう考えながらなでしこの進化を長い目で見守るのが最も楽しめる見方だと思うので推奨します

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